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モデル 水越 日麻さんインタビュー ~後編~

2022.07.01
  • コラム

2022 Summer Collectionのモデルを務めてくださった水越 日麻さん。
現在46歳でお子様も2人いらっしゃり、モデルとして活躍されているだけでなく、ヨガインストラクターとしても活躍されています。
運動経験なしで、42歳でヨガインストラクターになり、今もたくさんの事を学ばれながら活躍されている水越 日麻さんに撮影終了後インタビューをさせていただきました。

――以前のお話しは「インタビュー前編」をご覧ください。

大門:お話は変わるのですが、水越さんはヨガインストラクターや様々な資格をお持ちですよね。
資格を取られたのはご出産をされてからとお伺いしたのですが、どのように時間を作って資格を取られたのでしょうか?

水越さん:主人や父母などやはり家族のサポートによるところが大きかったです。
ヨガのインストラクターの資格を取る時は午前中のクラスに通っていたので、子供たちが幼稚園や学校に行っている間、1日4時間くらいの講習で計1年弱くらいかけて取りました。

大門:周りの方の協力にしていただいてという感じですかね・・・

水越さん:そうですね、周りの協力がなければないですね!

大門:ヨガインストラクターの資格だけではなく、NLPの資格もお持ちだと思うのですが、NLPのお話もお伺いさせていただけますか?

水越さん:はい。NLPは神経言語プログラミング(Neuro Linguistic Programing)と言い別名「脳の取扱い説明書」と言われる心理学をベースとしたコミュニケーションスキルです。
脳の効果的な使い方や潜在意識、体と思考の関係や言葉のパターンなどを学びました。
そのスキルを活かしてライフコーチとしても、少しずつ活動していますが、仕事だけではなく、日々の生活や子育てにおいてもNLPの学びはとても役立っています。

 大門:言葉のパターンを変えるというのは、自分の根本を変えるという事になってくると思うのですごく大変だと思うのですが、身についてしまえばそれが自然になるみたいな感覚で合っていますか?

 水越さん:合っています!まさに!
普段何気なく使っている言葉や行動だったり思考パターンは無意識ですが、その人自身に大きな影響を与えています。だからまず言葉使いから自分を変えていくことも、すごく大切で。
例えば「今日仕事に行くの嫌だなぁ」と言うのと「今日も1日楽しく過ごすぞ!」と口に出すことでは、気持ちも少し変わりますよね。
「楽しく過ごそう!」と思ったら、楽しくなりそうな事に意識が向きやすくなり、実際にやってみるという行動にも繋がります。
最初はそう思えなくても、行動を続ける事で変化を実感していくので、“信じてやってみる”という素直さもとても大切だと思います。

 大門:なるほど。NLPを習得して、ヨガや日常生活において何が一番大きく変化しましたか?

 水越さん:人ってつい「自分の考えている事が正しい」と思ってしまいがちですが、私はやはり、自分の考えが全てではなくて、色々な考えがあって、どの考えにも合っている、間違っているはないですよね。
あっ!この人こういう考え方だなって、違いを認める事で自分の中が広がったと思います。
いい悪い、○×をつけないと言うか。

大門:○×をつけないってなかなか難しいですよね。

水越さん:各々1人1人に好みはあるので、それはそれで良いと思いますが、判断としてあれは正解で、これは不正解とジャッジしない。NLPの基本前提にも「相手の世界観を尊重する」というのがありますが、ジャッジしない事で自分自身もすごく楽になるなと思いました。

大門:特に人に対しては○×をつけるものではないと思うのですが・・・
つい、つけてしまいます・・・

水越さん:そうですよね~。例えばヨガも色々な流派がありますが、どのヨガも良い悪いではないし、出来ないことがダメでもない。そもそも一人一人ヨガをやる目的も違いますよね。少し話がずれてしまうかもしれませんが、私はヨガインストラクターとして解剖学をきちんと勉強した方がいいなと思っていて。
ヨガを始めるきっかけは「身体」の部分から入る人が多いと思うので。
身体を変える為には人の身体や骨格もきちんと知っておいて、来てくださった方にきちんと還元していく為にも解剖学は大切だと実感しています。資格取得後も勉強は続けていますが、解剖学に限らず「これで完璧!」という事はきっとないと思うので一生学びだなと思います。
改めて、そういう知識って人の役に立つ為に不可欠だと思っています。
「自分の伝えたい事」だけではなくて、「相手のニーズに応える」ということもお金を払って来てくださっている方にとってはとても大切だと思うので。NLPを学んで益々その気持ちが強くなりました。

大門:今はヨガインストラクター、モデル、どこに比重をおかれてますか?

水越さん:今はどの立場においても持っている精一杯の力を注いでいきたいです。
一つ一つ点だったものが、続けてきているうちにだんだんと線に繋がってきたと実感があります。
モデルは26年やっているので、良い意味で慣れている部分もあり、ホームのような安心感がありますが、ヨガインストラクターやコーチングに関してはモデルに比べ経験値も低いのでしっかりやらなくてはならないと思っています。

大門:今日撮影を見学させていただいて、本当にすごいなぁと思いました。サッと立った瞬間に絵になるポーズというか、ヨガのポーズだけではなく、ただ立っているだけでもすごく綺麗で、オーラがありました。
カメラマンさんがこっちから撮ってくれているからこの向きで立とうとか、瞬時に反応してくださっていて、カメラマンさんもすごく撮影しやすいってお話されていました。

水越さん:ありがとうございます!モデルの仕事は自分が本当に好きで始めたので、ずっと好きですね!26年たっても大好きなお仕事です!

大門:本当に今日は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、ありがとうございます。

水越さん:今日はすごく新鮮で楽しかったです。
ヨガウェアブランドのお仕事も初めてだったので。出来上がり楽しみにしています!

撮影の時も、インタビューの時も常にキラキラ輝いていた水越さん。
本当に素敵な女性で、憧れの存在です。
私自身も、水越さんのように輝く女性になれたらなと思います。